ブルガリ&セーブ・ザ・チルドレン:継続的パートナーシップ
2009年、125周年を記念して、ブルガリはこれまでの実績を称えてセーブ・ザ・チルドレンとのパートナーシップを開始し、世界で最も弱い立場にある子供たちのために、より良い未来を約束しました。 現在も続くブルガリ財団(Fondazione Bvlgari)との協力関係は、メゾンの文化、慈善活動、そして社会への長期的コミットメントを強化することを目的として、2024年3月に始まりました。
3,329,709人を支援
この15年間で、ローマをルーツとするジュエラーと100年の経験を有するNGOのパワフルなビジョンによって、確かな成果が達成されました。2,363,216人の子供や若者を含む計3,329,709人の人々に支援の手が届き、質の高い教育、若者のエンパワーメント、緊急時対応、また貧困との戦いなどが実施されたのです。 恵まれない子供たちの生活を改善するという目的の達成を目指した、ブルガリがサポートするセーブ・ザ・チルドレンのプログラムには、その地域社会に属する家族、世話をする人、教員などが参加します。
39か国での実績
セーブ・ザ・チルドレンの主な戦略的ビジョンは、すべての子供は生き延びるべきであり、学ぶべきであり、守られるべきである、という3つの目標を中心としています。 ブルガリからサポートを受けているこのミッションは、世界39か国において明確な変化をもたらしています。 セーブ・ザ・チルドレンは、質の高いインクルーシブ教育に対する権利を確かなものとするために尽力し、十分な医療サービスおよび栄養へのアクセスをサポートしています。そして、その影響を長期的に持続させるために、家族、若者、所属する地域社会の自立と、自律性を強化する持続可能な介入モデルを実行しています。 セーブ・ザ・チルドレンは、世界規模で子供たちを暴力や虐待から守ると同時に長期的な変化を促すため、地元で活動する人たちに力を移行するローカライゼーション戦略を、NGOとして実行します。
115百万ドルを超える寄付
このパートナーシップは長期的に続けられており、ブルガリは、カスタムメイドのセーブ・ザ・チルドレン ジュエリーコレクションの販売により115百万ドル以上を集めました。このコレクションは、ローマ発の当メゾンがこの目的のためだけに特別にクリエイションしたものです。 これまでコレクションに加えられたものとして、ラウンド形のペンダントにエッジーなメタル製スタッズをあしらったスターリングシルバー製ネックレスがあります。ブルガリのシグネチャーであるビー・ゼロワン ロックからインスピレーションを受けたもので、小売価格は850ユーロ(800米ドル)です。他にも、リング(600ユーロ/580米ドル)、ブレスレット(650ユーロ/620米ドル)、他ペンダントネックレス2種(790ユーロ/770米ドル、700ユーロ/660米ドル)があります。 クリエイションが販売されると、一点につき95ユーロがセーブ・ザ・チルドレンに寄付されます。
139のプロジェクト
恵まれない子供たちの未来を救うことを目指し、ブルガリとセーブ・ザ・チルドレンが共に歩む道は、時間の経過とともに一歩一歩築かれてきました。そこでは、たくさんの人々の人生にプラスの変化を起こす長期プロジェクトが、幅広く展開されました。 このパートナーシップによって、139以上のプロジェクトが実施されました。6,351の学校において積極的に活動が展開され、事業やインフラが拡充されて、子供中心のインタラクティブな教授法活用のために74,295名の教員にトレーニングが行われました。 ブルガリによる財政支援は、緊急対応においてプログラムを確実に達成する上で有益なものとなっています。プログラムは、長期的ソリューションおよび短期的サポート、教育、学習を通じた子供の未来への投資、貧困との戦い、困窮状態にある子供の援助、若者のエンパワーメント、若者の人生における機会の提供を通じて実行されます。
より明るい未来
ブルガリによる寄付金は主に、子供たちの成長に不可欠な、質の高い教育を保証するために投資されました。 他の主な介入分野としては、若者のエンパワーメント、緊急時対応、また貧困との戦いがあります。
ベーキングを通じたエンパワーメント
パンは食べ物であり、あらゆる文化における礎、あるいはそれ以上のものです。 シェフのニコ・ロミートがボリビアのラパスへと旅をし、つつましやかなこの食べ物がいかに神聖であるかを示しました。 ボリビアでのブルガリ&セーブ・ザ・チルドレン ユース・エンパワーメント・プログラムの一環として、世界中にある多数のブルガリ ホテルのレストランの責任者であり、ミシュラン3つ星を獲得している世界的に有名なシェフが、パン作りの技に関する知識を伝授しました。 その少し後、固い決意を有する3人の若者が、引き続きニコ・ロミート、そしてその下で働くスタッフと共にトレーニングを継続して受けられるという類まれな機会に恵まれました。場所は、シェフが統括するレストラン「レアーレ」、パン工房、また学校のある、アブルッツォ州カステル・ディ・サングロです。
プント・ルーチェ・デッレ・アルティ
2019年、社会経済的課題と限られた教育機会に直面している子供たちの未来に問題解決の光を投じることを目的として、セーブ・ザ・チルドレンはブルガリと共同でオスティア(ローマ)に1,300平方メートルの広さをもつ「プント・ルーチェ・デッレ・アルティ」の第一号を設立しました。 この地域で現存するセーブ・ザ・チルドレンのプログラムネットワークを統合し、社会活動、学習サポート、また無償教育のための拠点となることで、才能や技能を伸ばし、美術工芸を教え、若者がより良い未来に対する展望をもつための見通しを向上させることを目指しています。
刺激と感動が得られるマスタークラス
コミットメント。 メンタルタフネス。 目標設定。 チームワーク。 レジリエンス。 スポーツから教えられることは、身体的なパフォーマンスや試合での成果を超えたところにあります。 イタリア出身のバスケットボールチャンピオン、ルイージ・ダトメは、オルビアという小さな町からNBAへと羽ばたき、イタリア代表チームのキャプテンを務めるまでになりました。ブルガリとセーブ・ザ・チルドレンのプント・ルーチェ・デッレ・アルティでは、モチベーションの上がるマスタークラスが開催され、ダトメ選手によって、スポーツに対するポジティブな価値観が伝えられました。 マスタークラスには10歳から16歳までの若者たち約30名が参加して、ダトメ選手と共に一日を過ごし、スポーツに対する最高レベルの価値観を体験しました。