先駆的なクリエイティビティを追求したジュエリーメイキング、比類なく個性的でアイコニックなものを生み出す異素材の組み合わせが、この十年間の特徴でした。

チャンドラ コレクションでは、ホワイトの球状のポーセリンにプレシャスやカラーストーンが並べて使われました。また、スティールにゴールドを組み合わせることによって、トゥボガス技巧で作られたクリエイションの前衛的な魅力をさらに高めることに成功しました。

ハイジュエリーの台頭により、80年代のコンパクトなシェイプのジュエリーは舞台を去り、ダイヤモンドのフリンジがデコルテで太陽の光のように広がる、やわらかなデザインが取って代わるようになりました。また、引き続き人気があったメタルはイエローゴールドでした。

1990年代、多角化がさらに飛躍的に進みました。ブルガリの卓越性を追求する姿勢と創造のルールを反映したシルクおよびレザー製アクセサリーが登場したのです。 次々と新しい試みを行うなか、初のフレグランス、ブルガリ オ・パフメ オーテヴェールも発表されました。パフューム界で初めてグリーンティーの香りを用いたフレグランスです。 こうした動きは、変化し続けるハイエンド市場に適応し、成長する当メゾンの才を如実に物語っています。

90年代のハイライトとも言えるのが、1999年に発表されたアイコニックなビー・ゼロワン リングです。次なるミレニアムを祝うこのクリエイションは、たちまち空前のベストセラーとなりました。 トゥボガスモチーフとブルガリロゴが出会うビー・ゼロワン リングは、ブランドの先進的な姿勢と革新的なデザインの賜物です。 工業用品に着想を得たスパイラルのコアは、野心的に未知の領域へ挑もうとするブルガリの姿勢を反映しています。

1990

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